不登校

不登校が羨ましいと思っている方へ。本当はデメリットだらけです

「不登校の方が羨ましい。自分も学校に行きたくないな。」と、思っている方は多いと思います。

学校生活には、たくさんのストレスがあります。

毎日朝早く登校して、役に立たない授業を受けるのは退屈ですよね。

いっそのこと、学校を休んでしまおうと考える方もいるでしょう。

そこで今回は、不登校が羨ましいと思っている方に向けて筆を執りました。

この記事を書いている僕は、中学3年生と高校2年生で不登校の経験があります。

記事の信頼性は、確保されていますよ。

ぜひ参考にして、学生生活に活かしてくださいね。

中学生の時、不登校が羨ましかった

不登校 羨ましい

中学1年生の頃、仲の良かった友だちが不登校になりました。

部活中に、顧問の先生からひどい言葉を浴びせられたのが原因です。

顧問の先生の授業を受けることができなくなり、学校を休むようになりました。

この話の詳しい内容は、下記の記事からどうぞ。

不登校は決して甘えではありません!【元不登校が語る】不登校は甘えなのかというテーマを解説します。学校に行けなくなってしまった生徒は、多く存在します。そのような方たちは、甘えているだけなのでしょうか。...

彼の話を友だちから聞いた時、当然ながら同情しました。

彼に非はありませんし、顧問の先生が行ったことは許されることではありません。

自分が同じ体験をしたら、深く傷ついていたでしょう。

ただ、僕の中にもう一つの異なる感情が生まれました。

「学校に行かなくていいなんて、羨ましい」

僕は勉強が苦手でしたし、運動もダメダメです。

かといって、友だちが特別多いわけではありません。

部活が毎日あり、小学生の頃のように遊びに行く回数も減っていました。

学校に通う喜びは、ほとんどありませんでした。

不謹慎ですが「自分だって学校に行きたくないよ」と、思ってしまったのです。

自分が不登校になって感じたデメリット

不登校 デメリット

学校に行きたくない僕でしたが、毎日学校に通っていました。

年に5~6回欠席していたので、他の生徒に比べると不真面目だったのかもしれません。

そんな僕に、ある種の転機が訪れました。

高校受験です。

勉強は苦手でしたが、中学2年生の頃に塾に通い始めたおかげで、そこそこ成績は上がっていました。

そんな僕は、難関校の受験を決意しました。

(とは言っても、偏差値60程度の自称進学校です。)

中学3年生の冬、内申書が確定した後、受験勉強のために学校を休むことにしました。

親はそこまで賛成していませんでしたが、熱心に頼み込んだため欠席を認めてくれました。

僕の他にも、クラスで2~3人欠席していた生徒がいたそうです。

受験の話は省きますが、無事第一志望の高校に合格できました。

受験が終わったら、再び学校に通わなければいけません。

ただ、当時の僕は学校に通うのが怖くなっていました。

当然ながら、クラスの中には受験に失敗した生徒もいます。

「欠席して合格を掴んだ自分のことを恨んでいるんじゃないか…」と考えると、学校に行けなくなってしまいました。

不登校の友だちを羨ましがっていた僕は、自分が不登校になってしまったのです。

前置きが長くなってしまいましたが、そんな僕が考える不登校のデメリットは以下の2つです。

  • 進学や就職に悪影響
  • 青春の思い出が少ない

進学や就職に悪影響

不登校になると、進学や就職に悪影響を及ぼします。

自分が経営者だと、仮定してください。

不登校の経験がある方は、何となく採用しずらいと思います。

会社をバックレられると困りますし、良いイメージはありませんよね。

元不登校ということは、履歴書を見れば判明します。

不登校の方向けの高校に通っていたり、高校を編入していれば分かります。

(ちなみに僕は高校2年生でも不登校になり、高校を編入しています。)

面接で元不登校であることを強みにできればいいのですが、簡単なことではありません。

上の世代の方は不登校に対して偏見がありますし、人の痛みを理解できる人間は少ないです。

この記事を書いている2019年5月現在、僕は専門学校の2年生です。

これから就職活動が始まりますが、元不登校という経歴がマイナスに働くことは覚悟ができています。

「進学や就職を頑張りたい」という方は、簡単に不登校になりたいというべきではないと思います。

青春の思い出が少ない

不登校になると、青春の思い出が少ないです。

学生生活では、一生に一度の行事がいくつかあります。

体育祭や文化祭、修学旅行などはそれの典型でしょう。

不登校の生徒は、それらの行事に参加することはありません。

行事だけは出席する方もいるかもしれませんが、かなり稀だと思います。

周りの生徒に、白い目で見られるかもしれませんからね、、

青春の思い出が少ないと、コンプレックスになる可能性があります。

実際僕も、青春コンプレックスを拗らせています。

街中で学生カップルを見かけるとすごく羨ましいですし、「君の名は。」や「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」など、青春系の作品を観ると涙が出てきます。

青春時代の思い出は、一生モノです。

多くの方は大人になってからも、大切な思い出として宝箱にしまっているはずです。

そんな思い出がないのは、不登校のデメリットといえます。

想像力を持って生きていきたい

想像力 必要

先ほど言った通り、中学1年生で不登校になった友だちを見て「羨ましい」と思ってしまいました。

ただ、自分が不登校になって実感するのは不登校は辛いものということです。

日中は罪悪感に襲われますし、将来への希望が見えないのでネガティブにもなります。

正直、良いことはほとんどありませんでした。

では、なぜこのようなギャップが生まれてしまったのでしょうか。

それは、人間に必要な想像力が欠落していたからです。

中学1年生の僕には “不登校 = 学校に行かないので楽” という想像しかできなかったのです。

不登校の裏にある苦しみや孤独感は、まったくイメージできませんでした。

例えば、生活保護という単語を聞いたとします。

もしかしたら、反射的に「働いていないダメ人間だ」「血税を無駄にする税金泥棒」という考えが浮かぶかもしれません。

実際、働ける状態なのに生活保護を受給する不正受給者も後を絶ちません。

連日ニュースで報道されるなど、社会問題にもなっていますよね。

ただ、本当に働くことができない方もいるはずです。

重い障害があったり、家族を介護する必要があるなど、国の助けを求めている方も大勢います。

“生活保護 = 悪いこと” と短絡的に決めつけてはいけません。

当事者の気持ちを推測する、想像力が必要です。

そんな簡単なことができないならば、僕が不登校を経験した意味はないと思うのです。

まとめ

まとめ

以上が、不登校が羨ましいと思っている方に向けた記事でした。

不登校になって、良いことは少ないです。

進学や就職に悪影響を及ぼしますし、青春の思い出もできないです。

「どうしても学校に行きたくない」という方が、無理をする必要はないと思います。

しかし「学校がダルいな」程度に思っている方は、きちんと学校に通った方がいいです。

不登校になるメリットよりも、デメリットの方が遥かに大きいですからね。

また、想像力を働かせてほしいとも思います。

周りに不登校の方がいるならば、決して責めないであげてください。

周囲からは楽そうに見えますが、本人は辛い思いをしている場合がほとんどです。

ただでさえ辛いのに、周りからも責められたら心が壊れてしまいます。

無理に優しい言葉をかけなくてもいいので、そっとしておいてあげてください。

元不登校から、少しだけのお願いでした。