「現在不登校で高校に進学したいけれど、不登校だと高校受験の面接で不利になるのかな…」という悩みがある方は、多いと思います。
不登校向けの高校受験の情報は、誰に聞けば良いのか分からないですよね。
親や先生に相談しても、価値のある答えが返ってくるとは限らないですし、、
そこで今回は、以下の内容について解説します。
- 不登校は高校受験の面接で不利になるのか
- 不登校の僕が高校受験の面接で聞かれた質問と回答
この記事を書いている僕は、中3と高2で不登校になった経験があります。
不登校ながら全日制高校に合格し、その後は通信制高校に編入しました。
記事の信頼性は、確保されていますよ。
ぜひ参考にして、高校受験に活かしてみてくださいね。
不登校でも高校受験の面接で必ず不利にはならない

不登校でも、高校受験の面接で必ずしも不利にはなりません。
不登校の過去を乗り越え、現在に活かされていれば評価されるからです。
中学校を休みがちだった僕は、高校受験で公立と私立の2校を受けました。
公立の面接では欠席日数に関する質問をされなかったのですが、私立の面接では「欠席日数が多いですね」と、話を振られました。
(当時の僕は年間で20日くらい欠席していました。学校という空間が苦手で、どうしても登校できない日がありました。)
欠席日数に関して聞かれる事は想定していたので、以下のように答えました。
「人間関係のトラブルで欠席する日もありましたが、先生や周りの友だちの支えもあり、現在は悩みを解決することができました。頼れる人がいることは、人生の支えになると感じました。この経験を活かして、高校では仲の良いだけでなく信頼できる友人を作りたいと思っています。」
欠席日数が多いことをネガティブに答えるのではなく、そこから得られた経験を前向きに話すことで、面接官の印象も良くなります。
他の生徒との差別化に繋がるので、合格できる可能性も上がるでしょう。
不登校になったからと言って、高校受験の面接で必ずしも不利になるわけではないのですね。
欠席日数をカバーするには受験勉強あるのみ

「じゃあ、不登校でも100%高校受験で不利にならないの…?」という意見も出てきそうです。
不登校は、完全に100%不利にならないとは言い切れません。
やはり、出席日数は合否に関わる重要な要素だからです。
2人の生徒がいて、どちらの方が合格しやすいか考えてみましょう。
- Aさん 入試の得点 400点、内申点 35点、欠席日数 0日
- Bさん 入試の得点 400点、内申点 35点、欠席日数 20日
単純な比較ですが、Aさんの方が合格しやすいことが分かります。
高校側としても、出席意欲のある生徒に入学して欲しいですからね。
ここまで分かりやすい例は少ないですが、やはり不登校で完全に不利にならないとは言い切れません。
解決策としては、やはり受験勉強を頑張るしかありません。
少し休みがちでも、入試で点数を取れば合格できる可能性は高いですからね。
根性論のようになってしまいましたが、地道に勉強を続けましょう。
欠席日数が多すぎると高校受験の面接は厳しい

あまりに欠席日数が多いと、厳しい場合もあります。
基本的には、きちんと学校に通った方が評価されるからです。
僕の友だちは、部活でのトラブルで中一の夏から不登校になってしまいました。
それから一日も学校に来ていないので、年間の欠席日数が200日になりました。
すると高校受験の面接で自己PRをしても、他の生徒と比べた際に合格できる可能性はかなり低くなってしまいます。
実際に当時の担任から「全日制高校への進学は難しい」と、言われたそうです。
その友だちは、県内にある不登校向けの高校に進学しました。
欠席日数が多すぎると、難しい場合もありますね。

全日制高校以外にも選択肢はある

現在ほとんど学校に通えていない場合、全日制高校以外の選択肢を考えましょう。
受かるか分からない全日制高校を受験するよりも、合格率が遥かに高いからです。
僕がおすすめするのは、通信制高校です。
通信制高校では、不登校の生徒の受け入れに力を入れています。
各中学校から不登校だった生徒が入学してくるので、同じ境遇の方と友だちになれます。
クラスの一軍的なうるさい生徒はほぼいないですし、落ち着いた学校生活を送りたい方には通信制高校が適しています。
ちなみに、通信制高校の面接では出席日数に関する質問は聞かれません。
不登校や何らかの事情を抱えた生徒がほとんどなので、落とすための面接を行わないからです。
対人関係に苦手意識のある方でも、問題なく高校生になれますよ。
無理に全日制高校を選ばずとも、高校に進学できるチャンスがあるのですね。

まとめ

以上が、不登校と高校受験の面接に関する記事でした。
不登校でも、高校受験の面接で不利になるとは言い切れません。
不登校を経験したことをプラスに話せれば、必ずしも悪い評価にはならないからです。
「自分は不登校だから終わってる…」と悲観的になるのは、早すぎますね。
しかしながら、不利にならない = 有利になるということではありません。
入試の得点や内申点が変わらない場合、欠席日数が少ない生徒が合格することもあります。
一生懸命勉強して、入試の得点を一点でも挙げられるように努力しましょう。
テストで周りと差をつければ、問題なく合格できますからね(^^ゞ